1.枝切り
1月の終わりから3月にかけて、むだに伸びている枝や、雪の重みで折れてしまった枝を切り取る、せんてい作業を行います。
2.肥料まき
4月中ごろには雪がとけて土が姿をあらわします。この時に最初の肥料をまき、後は6月の終わりまでに数回に分けて肥料をまきます。
3.草刈り
土からの水分の蒸発を防ぎ、有機物を補給するために草を生やしていますが、伸びすぎるとりんごの木の水分を奪い、虫も発生するので、4〜6回草刈りをします。
4.薬かけ
病気や害虫の予防のために農薬をかけます。農薬は安全なものを使い、収穫する1〜3ヶ月前には散布をやめます。
5.授粉
りんごの花のめしべに、おしべの花粉をつけて確実に実るようにします。大変手間がかかるので、マメコバチに授粉させることが多くなっています。
6.実すぐり
りんごの実が大きく、色良く育つように、育ちの悪いものを摘み取ります。この作業を実すぐりといいます。
7.袋かけ
病気や害虫の予防と、色づきをよくするため、りんごに袋をかけます。袋をかけたのは有袋りんご、かけないのは無袋りんごといいます。
8.袋はぎ
9月の中ごろに袋をはいで、太陽に当てて色づけします。早く食べごろになるりんごは、8月には袋をはぎます。
9.葉とりと玉まわし
袋をはいだら、果実の回りの葉を取って太陽の光が当たるようにし、りんごを回してむらなく色をつける、“葉とりと玉まわし”を行います。
10.収穫
食べ頃に育ったら、傷がついたりつるを切ったりしないように注意して摘み取り、良くできたりんごをみなさんに食べていただきます。